Lebensfreude

大好きなオーストリアを後にし、ドイツへ。

産まれました

前回の更新から一体どれくらい経ったのだろう??

あれから世界はコロナウイルス騒動で当時とはガラリと様子が変わってしまいました。

そんな中、先日無事娘を出産しました。

37週と4日での出産でした。

予定日まではもう少しあるからまだ余裕かな〜でもお腹重いなぁ〜と思っていたその日、もう恒例となっていた午後の散歩から帰宅し、夕食準備をしている最中、ブンっ!と言うなんとも言えない衝撃をお腹に感じました。

最初は赤ちゃんがけったのかなぁと思いましたが、そのあとすぐに水が流れてくる感じがしたので、ああこれが噂に聞く破水だなとすぐわかりました。

実はこの日の2日前に茶色いおしるしがありまして、でも予定日までまだ数週はあるし、おしるしがきてからすぐ陣痛がくるとは限らないと言う話もネットで見たし、とまだまだ先のことに思っていたのですが、こうなれば話は別。

 

すぐに出産を予約している病院へ行きました。

その2週間くらい前の婦人科での検診で、逆子だったのですが、直っていると良いなぁと淡い期待は抱いていたものの、やはり逆子。

 

そのまま入院し、帝王切開となりました。

 

もう事態が急に進みすぎて、私は興奮と不安とが入り混ざり、おまけに世間はコロナ騒動。

病院には家族すらの付き添いも許されなかったので、一人。

 

エコーと赤ちゃんの心臓の動きを調べて程なくしてから、手術室へ運び込まれ、そのままカイザーへと雪崩れ込み、病院へ到着して2時間後には麻酔が聞いて動かない足で、寝かされ赤ちゃんを胸に抱いていました。

 

記憶が薄れないうちに、記録をつけておこうと思うのですが、今日はこんな感じで。

 

麻酔が効いてからは本当に早かった。

手術中痛みは全く感じませんでした。

お腹が押されて赤ちゃんが出てくる感触はわかりました。そしてすぐに泣き声が聞こえたのですが、緊張の糸がぷつんと切れたのか、安心したのか、涙が出ちゃいましたね。

 

もうそろそろあの出産から1週間経つのですが、この1週間色々と泣きました。

第1子を自然分娩で産んだ筆者。

当然今回もそのつもりでした。

それが予定外の逆子、破水、帝王切開。

 

最初のお産とのあまりにもの違いに心がついていきません。

 

何よりも第2子を自然分娩で産んであげられなかったことが申し訳なくて、決して誰も悪くないのに、どうしてこんなことになってしまったのだろうと思い悩む日々。

術後の傷の痛みや、それを押して動かなければならない辛さ。

 

前回の出産の後もそりゃ体はボロボロで疲労困憊でしたが、やり遂げた感がありました。

今回はもう自分の意思は置いてけぼりで、サクサクとことが進んでいき、お腹も切られた上に、やり遂げた感ゼロ。

陣痛もほぼなかったので、何かに耐えたと言うこともありません。

 

でも、こんなことを思っているばかりでは、産まれてきてくれた子供に申し訳ない。

 

大変幸せなことに、子供は健康。

ちょっと早めに出てきたので、体重は軽めですが、良く寝るし、お腹が空いたら飲んでくれるし、一生懸命生きています。

すごく可愛い。

 

いつまでも私がメソメソしていてはダメ!!

 

本当なら産後に手伝いに来てくれるはずだった母は、コロナの影響でこれなくなり、今月末予定している引越しは、新居にこれまたコロナの影響でキッチンがまだ入っていないと言う有様。

予想外の帝王切開でまだまだ休養が必要な私。

 

親戚家族が誰もいない外国で、私か相方かが倒れるとおしまい。と言うこの今の状況は良く考えてみたらすごく恐怖です。

が、もう決まっていることは仕方ない。やるしかない。

 

相方の負担は計り知れないものでしょうが、なんとか無事引越しができてよかったよかったとなれば良いなぁと思っています。

 

 

とりあえず報告まで。

 

こんなシリアスな状況ですが、それでも新生児は可愛いです。

相方も職場が閉まっていてずっと家にいるので、こんなに蜜に家族といられる機会は初めてで、そこへ新しいメンバーも加わって、家族って良いなぁと思います。

 

大変な時だけど、悪いことだけでもないのかもしれません。